1998年競馬界トピックス総集編

1998年の一年間、競馬を追いかけてきた司馬 駝人が独断と偏見で選び出した競馬界の話題を集めました。
ま、とりあえず1998年の思い出として作ったのが本当のところです。


1月
●ナリタブライアンに初仔生まれる。この仔馬が9か月後に父馬が他界するとはまだ思いもしない。
●バブルガムフェロー、ヤシマソブリン引退。パルシファル事故死。
●97年からずーっと待ちこがれていたサニーブライアンの登場も屈腱炎で98年の出走予定白紙に。

2月

●生産界の期待を背負ってラムタラの初仔誕生。
●ミスタートウジン13歳にして現役を続行し、最高齢出走記録。まさに競馬界の仙人だ〜!ミスタートウジンの同期生の中には種牡馬で、すでに産駒がレースをしているのだ(!)息子と一緒にレースをすることになったのである。
●ホワイトストーン、プレクラスニーの急死。エリモダンディー腸捻転で死亡。秋の天皇賞馬のプレクラはメジロマックイーンの降着で優勝した馬だったが、彼は決して悪役ではない。と信じる。
●マヤノトップガンをG1レース4勝馬にしてくれた田原騎手引退。競馬界では結構いいキャラだったので惜しまれる。
●サニーブライアンは結局引退へ。結構期待してたのに・・・。マーベラスサンデーも引退。

3月
●キョウトシチー、ドバイワールドカップで6着。友駿HCの人々には大きな夢。
●日経賞(G2)で重賞史上最高配当21万3370円の高配当。波乱を呼ぶ江田照男。
●河内騎手日本フェアプレー賞を受賞。競馬のイメージ向上へつながったと思う。
●記憶に残る逃げ馬ツインターボ死亡。勝てなくても大きく逃げた彼に多くのファンがついた。
●ファイトガリバー引退。

4月
●ブライアンズタイム産駒、ファレノプシス桜花賞制覇で5大競走完全制覇。ナリブー3冠と、ファレノ桜花、チョウカイキャロルのオークスで制覇となる。
●エアグルーヴ、シーキングザパールが牝馬現役の重賞6勝。このような牝馬はおそらく二度と出るまい。オーナー、調教師、生産者、スタッフなどが牝馬にここまで走らせることを決断したことに拍手。
●NZT4歳S(G2)は外国産馬天国。最多の15頭。
●善戦ステイヤー、ステージチャンプ引退。このステージチャンプの馬場厩務員も後日に逝去。

5月
●日本産馬、リムノスがフランス重賞を制覇。ワールドカップサッカーの露払い・・・。
●ホクトヘリオス死亡。1990年京王杯SC(G2)で彼女と、バンブーメモリーが「単枠指定」になって大きく買って、大損した思い出あり。ところで「単枠指定」って新しいファンのみなさまはご存じ?(笑)
●ナリタキングオー引退。南関東公営へ転厩したときは第2の「馬生」を期待したのだが。
●(番外)司馬 駝人の競馬予想ホームページ「馬論」開設、NHKマイルCの予想スタート!

6月
●ナリブーが腸閉塞で開腹手術。術後は無事だったがその年の種付けは中止。
●エアダブリン194頭と交配。すげー!
●新馬券導入で拡大馬連を決定する。
●武豊、スペシャルウィークでダービーを勝ち、8大競走制覇。武がいつになく「激しく」ガッツポーズを何度もしていたのが印象的。
●ビコーペガサス、外国産馬でG1レース14回挑戦。出るたびにそれなりに人気を得ていた印象的な一頭。
●イシノサンデー、フジノマッケンオー引退。
●(番外)「馬論」予想が絶不調のため、廃刊の危機に。

7月
●公営の佐々木竹見騎手7000勝の偉業。
●タイキシャトル、シーキングザパールがフランスへ出発する。
●池添騎手トウショウオリオンでデビュー年の重賞勝ち。トウショウオリオンはトウショウボーイ産駒で久々の重賞勝利。
●北村騎手落馬重傷。一時意識不明に。
●七夕賞は1番人気が20連敗。本命党には手の出ないレースに!?
●忘れ去られたG1馬エルウェーウイン引退。アルゼンチン共和国杯の大穴が・・・。
●(番外)「馬論」完全リニューアルへ。北九州記念(G3)から毎週日曜重賞予想を開始する。

8月
●タイキシャトル、シーキングザパールがフランスG1を制覇し、日本調教馬が海外G1を制覇!!
●アロハドリーム死亡。ローカル平坦コース2000mのスペシャリスト。天皇賞(秋)登録し忘れもあった馬。
●サクラスピードオー引退。

9月
●土日の出走馬を木曜日に一括発表。
●17年ぶりに九州産馬重賞勝利(コウエイロマン・小倉3歳S)
●1999年からの障害レース改革計画発表。障害重賞もグレード制へ。
●ナリブー胃破裂で死亡。競馬界大きな財産失う・・・。
●4歳クラシックで個人的に期待していたオレンジピールが引退。気がつけばオープン特別を走っていた・・・。

10月
●G1レース当日も他場1つの特別レースを発売するようになる。
●武豊、6週連続重賞勝ち。
●シロキタクロス、マックスキャンドゥ、ビコーペガサス、ロンドンブリッジ引退。

11月
●ウインズ新白河オープン。
●サイレンススズカ天皇賞・秋で骨折死。競馬界以外のメディアでも大きく取り上げられ、競走馬のはかなさを改めて実感。ちなみにサイレンススズカはアイルトン・セナが事故死した1994年5月1日生まれであった・・・。
●オフサイドトラップ史上初の8歳の天皇賞馬へ。また史上2頭目の8歳馬の重賞3勝。
●メジロドーベルがG1レース4勝の牝馬になる。
●セイウンスカイ菊花賞39年ぶりの逃げ切りで、レコードのおまけ付き。
●JCで日本馬1,2,3フィニッシュ。エルコンドルパサー、エアグルーヴ、スペシャルウィーク。日本4歳はJCで初優勝。
●タイキシャトル重賞8連勝、G1レース5連勝。
●大井のスーパーダートダービーが廃止に。
●拡大馬連の名称「ワイド」に決定。

12月
●ペリエ騎手JRAのレース100勝。
●香港国際Cでミッドナイトベットが優勝。香港国際ボウルではロイヤルスズカ4着。日本の競馬界はいよいよ世界へ目を向ける。
●タイキシャトル、引退レースとなるスプリンターズS当日に引退式をやってのける。レースでは初の連対はずし(3着)。
●ダービー馬スペシャルウィークの生産牧場で火事。サンデーサイレンスやメジロライアンを受胎した肌馬を含めて19頭焼死。
●JRA売り上げダウン。ダウン幅は史上最大。
●メジロランバダ、クロカミ、パルブライト引退。

(番外)
●大井競馬「東京ダービー」で舛添要一(国際政治評論家)が所有馬で2連覇。
●アブクマポーロの異常な強さ。
●ウイングアロー、ダート交流4歳三冠を逃す。
●ロバーツ騎手ダート交流重賞2勝(北海道3歳優駿、ダービーグランプリ)


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