司馬流・競馬の心得


●体調が悪いなら、競馬は無理するな!
<解説>
読んでそのまま。
体調が良くないときは人間なら誰にでもある。
二日酔いだ、寝不足だ、風邪気味だなぁ、体がだるいよ、お腹が痛い、ぎゅるるるぅ下痢気味だ、吐き気がする、煙草が不味い、ビールがすすまない、ウインズや競馬場になんとなく行きたくない、夏の新潟競馬はくそ暑くて新聞が読めない、冬の福島は寒くてたまらない、月曜からの仕事が気になる・・・・・・・etc
こういう時は競馬をあきらめるか、投資額は減らすべきだ。無理してもしょうがない。
競馬は来週もあるし、来年もある。国がよほどのことをしない限り競馬は逃げやしない。狙えるレースはいつでもあるはずだ。

「健全なる肉体に健全な精神は宿る」「心・技・体」「知力・体力・時の運」という言葉がある。
これを借りれば・・・・
「健康なからだに真っ当な予想パワーは宿る」「予想するときの気合い・予想する技術・ウインズ競馬場に座らないで立ち続ける体力」
「予想するための知識や情報動員力・ウインズ競馬場に座らずに立ち続ける体力・時の運」と無理矢理書いてみた(笑)。
ウインズで椅子に座るのはよほど早い時間じゃないと無理だし、競馬場でも指定席を確保するつもりで早く行かないと指定席はもとより一般席は座れない。競馬はいわば「立ち仕事」なのだ。パドックとの往復、本馬場と窓口との往復を繰り返すと結構疲れるし、人混みの中をかき分けるのは結構体力がいるよ。ほんとに。

・・・・何?PATがあるって? 私はPATに加入しているが、余程のことがないと使わない人なんだよね。


●馬券は「馬連」だけにあらず!
<解説>
読んで字のごとしだ。馬連は爆発力がおおきいことはたしかに認める。
しかし馬券には「複勝」というものがあって考え方次第では大きな武器になる。複勝だけではなく勝てる馬なら、単勝&複勝のセットする。
私は菊花賞の糞スローペースのおかげで信じていた馬連が台無しになってしまい、大損させられてしまった。そう。マンハッタンカフェとマイネルデスポットの万馬券決着だった。しかし、3着にはエアエミネムが入っていた。エアエミネムはジャンポケを札幌記念で負かしているくらいの馬だったので複勝も検討の余地はあったのだ。すくなくとも3着はありそうだ・・・・。と。結果としてその通りになってしまった。エアの複勝でも買っておけばよかったなぁ。本気でそう思った。220円も付いたのだから。馬連は信じられなくなった。
それからというと馬連は軸馬が100%連対が間違いないと判断できるときだけに限った。あの雨の中の天皇賞秋のテイエムオペラオーのように。あれは馬連で充分に獲れるレースだった。アグネスデジタルの特徴を忘れていなければ大丈夫だった。
しかし、それからは全て複勝を中心にして馬券を買うようになった。それからというとアルゼンチン共和国杯のトウカイオーザは複勝1500円と単勝500円をセットにして、エリザベス女王杯はローズバドの複勝1点2000円、マイルCSはエイシンプレストンの複勝1点10000円、JCはジャングルポケットの複勝5500円でJCの他の馬券の分をドローにした。阪神JFも馬連では万馬券だったが3着のオースミコスモを5000円の1点にした。他にも東西の特別レースで500円という少額ながらも実践している。ちなみにこれらのレースを馬連で買っていたらまずマイナス計上。
どうせ、馬連に5000〜10000円を重賞やG1にぶちこんでしまうのだから、その分を複勝1点、あるいは単勝複勝セットにまわして狙っていけばまず負けはないと思っている。ただし、JCダートのクロフネのような馬の複勝というのはただの馬鹿である。
馬連のようにあれもこれもと考える必要はない。
ターゲットは1頭だけでいいのだ。1着がダメなら2〜3着する可能性はどこまであるのかその可能性が100%なら攻める、2〜3着にとどまらず1着する可能性もあるのなら単勝もいける。
その判断基準は馬連に飛びついているみなさんには限り理解されないだろうし、司馬流独自の感覚もあるので説明はしない。試してみたらいかがだろう。
うまくいかないこともあるけど、「負け幅が確実に少なくなる」ことだけは間違いない。ステイヤーズSでは失敗したが、先述の通り阪神JFのオースミコスモでそっくり取り返したのだから。
でも、穴狙い主義の人には理解されないだろうし、向かない。


●初めての競馬場は「馬よりだんご」
<解説>
競馬に病的にハマると、やりたくなるのが本拠地以外の他の競馬場の遠征旅行やJRA10競馬場をしたくなるのが人情である。滅多に行けない競馬場にせっかく行くのだからそこの競馬場の雰囲気や特徴などを肌で触れてみるのも一興だろうと思う。競馬検討はもはやPATで全レース買えるわけだし予想作業そのものはどこにいたって同じと思うのなら、それぞれの競馬場独特の「何か」を見て回るのも一興だ。
とくに大事にしたいのが「売店系」だろう。競馬場に着いたらさっそく売店を見て回ろう。競馬場にいれば1日中いればお腹も空くし、負けが込んでいれば(笑)気分転換も必要だろう。そのためには「何かを食べる」ことは必須になるだろう。JRAの競馬場もそれぞれ特徴を持たせてのメニューが散在しているし、とくに公営競馬ではそれぞれの競馬場で独特のメニューがあるので好き嫌いがなければ挑戦するのも楽しみになるのではなかろうか。
売店だけではなく、内馬場に入っての競馬場眺めも悪くない。
馬券検討に熱中するのも楽しいことは楽しいが、実際問題それだけでは疲れてしまう。売店チェックや内馬場からスタンドを眺望するのも良い。とにかく気分転換も必要だということだな。


●競馬場には「短波放送受信可能の」ラジオを持とう!
<解説>
JRAも売上げアップ作戦に3カ所行われるメインレースの馬券を競馬場で購入できるようになって久しいが、メインレースを3カ所で行ってレース中継を競馬場のターフビジョンで段取りよく行うのは至難の業である。
たとえば、これはつい最近新潟に行ったときにあったことだが、新潟・小倉・札幌の3競馬が実施されていたのだが、その日のメインレースの時間に新潟で発祥除外のトラブルがあったため発走が遅れることになった(札幌が最初にメインを終わらせていたので問題なし)。しかし、競馬場サイドは柔軟に対応して直後に行われる小倉メイン(小倉記念G3)の中継を先行してターフビジョンに放映することはしない。そこで私は短波ラジオを友人に早急に取り出させてラジオ短波第2放送を受信して、新潟メインのドタバタの最中に小倉記念を聞くことが出来、いち早く結果を知った、私は最終レースの検討に時間を割くことが出来たのである。そのころターフビジョンではVTRとして小倉記念のレースをしていた・・・。
しかし、結果を早く知ることが出来ることと馬券がヒットすることとは必ずしも比例しないのが玉に瑕だが・・・。


●小倉競馬は九州勢を狙え!
<解説>
わたしは中央競馬ダイジェストのおねえちゃんの最後のコメントが気になった。「野元親子の重賞制覇おめでとう・・・」
はっl!野元って関西ローカル強いよな、特に小倉なんか・・・。そう思ったわたしは某競馬雑誌を読み直したら、 案の定そうだった! 小倉は九州だから九州勢だ!!
1999年は小倉競馬場がリニューアルした。九州でも競走馬生産は続けれている。小倉が中央競馬たったひとつの競馬場・・・。九州の人々の小倉競馬に対する思いはホットだ。
リニューアル1発目の小倉競馬平地重賞の1999年北九州記念・G3にも九州勢は絡んできた。そう。エイシンビンセンスだ。どこが九州勢なのか?「野元調教師」「野元騎手」の親子である。この二人は九州の宮崎出身なのだ。それからよく言われてる「小倉と言えば橋口厩舎」もこの説にかなっている。橋口師も宮崎出身だし、1998年北九州記念のトウショウオリオンで重賞制覇した池添騎手は鹿児島出身の池添師の息子だったのだぁ〜〜。思わず納得でしょ。


●競馬のお金は無くなってもいい分だけに
<解説>
これもよく言われることですね。
わたしはメインレースで大きくスッてしまうと頭に来て熱くなってしまい見さかいなく最終レースにつっこんでしまうことが、よ〜くあります。そのため、その日に払うべきインターネット回線使用料や合唱団の月会費を払えなくなってしまったことがあります。別の日には帰りのメシをラーメン屋でAセット定食+ビール1本を食べるところを、一杯のかけそばにしてしまったこともあります。ま、さすがに交通費は残りますが(笑)。
それに競馬で大きく負けるとその月は結構、財布が・・・。急につきあいの悪い人になりますので気をつけましょう。


●競馬場には電車とバスで
<解説>
ま、当然のことなのだが。このことを痛切に感じることがあった。
大井競馬場のことだ。この日はゴールデンウィーク中だったため多くの会社が休み、と同時に「馬番連単」が発売されて間もなかったのでナイター競馬大にぎわいだったのである。友人が車を乗り付けての集合だったので結局車で大井競馬場まで向かうことになった。私は不安で仕方なかったのだが、その不安は的中した。渋滞と駐車場所不足だ。路肩駐車をするわけにも行かず、車内のポータブルTV(UHF14chのMXテレビ!)でレースを駐車場の空き待ちで並んで待っていた。しかし、待っている間にもレースが進行する・・・。
もうだめだ!私は仲間の一人に携帯電話を貸して、馬券資金を渡し、「おまえ、入場料出して、中に入って俺たちの馬券買ってこい、買い目は連絡するから頼むぞ!入場料はあとで払ってやる!!」そういって馬券を頼んだ。馬券を買ったレースは着々と進み、TVを見ながら仲間と連絡を取りながら馬券を買い続ける。しかもすぐ近くでレースは行われていて、ナイター独特のカクテル光線が漏れている・・・。最終レースになっても我々は車の中だった・・・。払い戻しまで中に入った仲間に頼む始末。あ〜あ。何のために俺たちは来たんだろう・・・。


●人気薄でも、重賞ウイナーは無視するな
<解説>
いくらピークを過ぎた、新聞で無印だ、といって人気が落ちても重賞ウイナーであることには変わりはない。とくに非重賞戦となるオープン特別では重賞では勝ち目がなくなってしまった馬は、比較的手薄っぽいオープン特別戦に回ってくることになる。こういう時は「あれっ?こいつは重賞で結構走ってたよな〜、でもピークはとっくに過ぎてるから関係ないよ」といってボックス馬券の対象からはずすときに限って激走するのだ。そしてレース後に新聞などに目を通すと1〜3年前にG3当たりの重賞ウイナーだったりするのだ。


●2強の場合は片方が消え、3強の場合は3頭とも馬券になる
<解説>
これはよくあることである。G1でも条件戦でも通用することだと思う。だいたいレースが終わってみればこんなもんなんだよね。
でも長距離戦の場合は2強はきっちり2強で決まることが多いという経験けっこうあるのだが・・・。


●お酒は馬券を買ってから
<解説>
馬券を買いながらお酒を飲むのはあまりいただけないな。だって酔っぱらって馬券窓口に行くのは結構疲れるし、マークシートの書き込みは間違えるし、出馬表の細かい文字を見るのが苦痛になる。その上当たらない状態が続けば頭に来て深酒になるので体に悪い。どうせ飲むなら、しらふのうちにきちんと馬券検討してマークシートを書いて、買った馬券をなくさないようにしてから、芝生の上や居酒屋などで腰を落ち着けてレースを見ながら酒を飲みましょう。
買った馬券はパスケースにしまい込みましょう。僕はそうしてます。馬券は結構厚いので何レースも買うとパスケースはあっという間にボロボロになるけれど・・・(^_^;)ゞ


●競馬は身軽に行こう
<解説>
どうせ競馬場や場外では馬券を買ってレースを見ることぐらい。とくにパドックを見て1レースごとに馬券を買う場合は窓口との往復になるので背負ったリュックなどがうっとうしくなることがある。私は胸ポケットに煙草とライターとマークカード。ジーンズの片方のポケットには電話とペン、もう片方に財布とパスケースと細長くたたんだ新聞をつっこんでいる。
手ぶらだと気持ちに余裕が出来るし、楽なこと受けあいである。
でも、帰る頃には財布までもが身軽になっていることが多いですぅ(´〜`;)


トゥtheヴィクトリーの競馬心得
〈基本姿勢〉
競馬は”スポーツ”である。馬券代は競馬というライブイベントを見るための観戦料。
たまにそれが何倍かになって戻ってくるのである。
〈馬券戦略〉
@馬券は的中率よりも回収率。自信のレースを絞って大きく勝負する。
A直前で気になって買い足した馬券は当たらない。
B嫌いな騎手をつくると馬券は当たらない。
Cパドック・返し馬はあくまで参考程度に。自分の”眼”を過信しない。
D競馬をより深く知るために好きな馬をつくることは必要。ただ、馬券は冷静に検討しなければならない。
E予想は前日に。直前まで迷うようなレースに手を出さない。
Fセコいと言われようと、枠連と馬連のオッズはギリギリまで比較する。(特に単枠同士の場合)

最後に、いつも人馬の無事を祈ってレース観戦すること。


香外会長的競馬の心得十ヶ条
〜馬論予想陣・特約コラムニスト、香外会長さん〜

,予想は慎重且つ冷静に。直前に予想してレースはまず当たらない。
,他人に評価に惑わされてはいけない。馬券を買うのは自分のお金から。
,過度の情報収集は裏目に出る。情報収集は最低限度に・・・。
,自分のレートは崩さないように。大金張ったときに限って予想が甘くなりがち。
,勝っても負けても復習は大切、後に当たり馬券へと姿を変えるはず。
,1日の勝負資金は決めておく。資金が尽きたらおとなしく観戦だけに徹する。
,競馬は展開が命、強い馬も展開次第ではあっさり負けることも・・・。
,競馬新聞はいつもの奴で。新聞変われば予想の傾向も変わってしまう。
,メインレースは悪魔で一つのレースにすぎない。自分の勝負レースこそが真のメインレース。
,競馬に絶対は存在しない。人気馬こそ疑ってかかれ。

以上が僕(香外会長さん)の競馬をする上で信条としている競馬十ヶ条です。
しかし、これが常に頭の中に置かれていればもうちょっと的中率が上がっていたはずですね・・・。

これを読んだみなさん、思い当たることばかりではありませんか??
わたし司馬 駝人は、すべて思い当たります(爆)。


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